バンカーの知識|会計用語としての「のれん」
のれんという言葉について
休みの日など、食事をするために和風のお店などに行くと暖簾をくぐるということを行います。
暖簾とは、店先にかけられた布でできた垂れ幕のことです。
食事をする店ではなくても、和風な感じであるところには多く見られます。
このようにお店の前にかけられているということから、
その店を象徴するものであるというふうに考えられています。
このような使い方が敷衍して、店舗を増やす様な場合で
従業員に支店などのお店を任せる際に、のれんを分ける
などというような言い方をします。
また、暖簾に恥じない商いをするなどというような言い方もされます。
この様な使い方というのは、のれんというものがお店の中心的な
なにかであるというように捉えていることを示しています。
お店というものを、全体として連想させる言葉といった意味で
使用されているということになります。
本来は店舗などの前に垂れ下がった布のことを指すのですが、
抽象的な意味合いが持たされているということが分かります。
会計上用いられる同じ言葉も、このような意味合いの延長上にあるものです。
日常的な使い方とは異なるので大変戸惑うこともあるのですが、
その大本の意味合いは共通するものがあります。
会計上使われるのれんという言葉について
先ほども述べたように、のれんという言葉はそのお店自体や
その価値を表す言葉として使用されてきました。
そういう意味合いで、この言葉はそのお店が持つブランド力を表すという風にも考えられます。
かなり抽象的な概念で本来の意味合いからは大きく離れているのですが、
通常このような使い方が多くの場合において行われます。
会計上も当店のれんという言葉が存在します。
これは企業買収などと呼ばれるM&Aが行われた際に発生するものです。
M&Aとは、様々な理由で会社自体を売買するということを指します。
その際、企業自体の価値というものが大変重要になってきます。
また売買ですから、買取価格というものも存在することになります。
会計上で言うのれんとは、企業の売買価格からその企業自体の
価値を表す価格を引いたものです。
従って、会計上ののれんという言葉は、その企業がもつ無形の価値を表すことになります。
そのような意味合いで、この言葉に先ほど述べたような
ブランド力というような意味合いが出てくるわけです。
この額が高ければ高いほど、企業のブランド力は大きかったということになります。
逆に負になるという際には、事情があって企業がやすく売られたということになってきます。
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